対人恐怖症の原因として、色々な説があります。
例えば、持って生まれた性格が原因だとか、育てられ方が原因となっているとか、
過去のトラウマの影響なんてよくいわれますね。
いずれにしても、
対人恐怖症の方は理想と現実のギャップに苦しんでいるということが多いようです。
自分はこういう風に振舞いたい、
こんな風に周囲の人とコミュニケーションを取りたいと思っているのに、
現実はそれとは程遠いので、人と接することが怖くなってしまうのです。
または、こう振舞うべき、こうあるべきという思い込みが強すぎる場合もあります。
人と接する上で、多少傷ついたり、行き違ってしまうことはよくあります。
他の人が傷つかないような些細なことで深く傷ついて、
人と接するのが怖くなってしまうのは、自意識過剰すぎるのでしょう。
あなたの周りの人は、あなたが思っているほど、あなたのことを気にしていません。
その人の振る舞いであなたが傷ついたことにすら気づいていないか、
もしくは、全く気にしていないのです。
過去にひどく誰かにからかわれたり、
いじめられたりしたことが原因で対人恐怖症になってしまう方もいます。
でも、その原因を作った人は、そんなことを覚えてすらいないでしょう。
それにあなたがこれから出会う全ての人が、
その人達のようにあなたをからかったり、いじめたりするわけでもありません。
上手に話せなかったり、コミュニケーションが取れなかったとしても、
全然気にする必要はないのです。
対人恐怖症に悩んでいる方は、少しずつでいいので、
感じ方、考え方を変えていくようにしましょう。
そして専門家の力を借りる勇気を持ってください。