対人恐怖症に悩んでいる人は、人前で緊張し、強い不安感に襲われたり、
発汗や頭痛など、身体に症状が現れるため、社会的接触を恐れ、避けようとします。
その結果、生活において必要な人間関係の構築が十分できなくなったり、
社会生活に支障をきたしたりするようになるなど、
対人恐怖症で悩んでいる人の多くは、
誰にも言えず一人で苦しんでいる人が多いようです。
しかし、対人恐怖症は治る病気なので、一人悶々としているのではなく、
勇気を出して専門医に相談することをオススメします。
むしろ、何もせずにほうっておくことで症状が悪化したり、
うつ病やひどい引きこもりになってしまったりすることも。
対人恐怖症は早いうちに治療すれば、それほど時間がかかることなく治る病気ですから
一日も早く専門医に相談することが大切です。
一般に、対人恐怖症を発症する人に言えることは、
自分の内面的な部分に目を向けず、
外側ばかりを気にする人が多いようです。
そのため、対人恐怖症の最大の治療法は、自分の内面的な部分を見つめ、
あるがままの自分をよく理解することで自立させることです。
そのための方法として、認知行動療法や森田療法などが行われます。
対人恐怖症に関しては、実際に克服した人の体験談などがネットに掲載されていたり、
書籍なども出版されているので、読んでみるといいですね。
ただし、治療は自分で勝手にするのではなく、専門医のもとで行うことが大切です。
なお、対人恐怖症の治療では、薬物投与もありますが、
あくまでも症状を抑えるためのものであり、根本的解決はならないので、
薬には頼りすぎないようにしましょう。
いずれにしても専門医に相談し、症状が重い時は薬物療法もおこないながら
心理療法(カウンセリング)を受けることが必要です。
もし対人恐怖症で悩んでいるなら
まずは勇気を持って一歩を踏み出しましょう。