対人恐怖症という言葉は、わりと耳にする言葉かも知れません。
しかし対人恐怖症について良く分からないという方も少なくありません。

もしかしたら自分もそうかもとか、会社の同僚や部下の中に
対人恐怖症で苦しんでいる人がいるかもしれません。

まずは、対人恐怖症がどんな症状であるかを知っておいてください。

 

対人恐怖症の症状としては、動悸、赤面、手の震え、言葉のつかえなどがあります。

具体的な身体症状が出なくても、人と接するのが怖い、嫌だと感じるようなら、
対人恐怖症だといえるでしょう。

相手は自分のことを不快に思っているのではないか、
嫌っているのではないかと考えてしまうのが、対人恐怖症の人の特徴です。

一般的には、対人恐怖症の人であっても、
身近な人と接する際には症状を感じないことが多いようです。

ただ、最近では、たとえ家族であっても、
対人恐怖症の症状が出てしまうことがあるみたいです。

人によって症状の現れ方やその程度は様々で、
摂食障害や不眠が起こることもありますし、人の目が気になって
外出ができないというケースも少なくありません。

対人恐怖症かもしれないと思ったら、
早めに精神科や心療内科を受診するようにしましょう。

薬の服用やカウンセリングなどを受けることで、症状が軽くなることもあります。

症状が軽くなれば、自信がついていき、
少なくても日常生活を送るのに支障がない程度にまで回復するかもしれません。

対人恐怖症は放置すると、次第に症状が悪化していくことが多いものです。

一人でずっと悩んでいたら、なかなか前向きに考えたり、
解決策をみつけたりするのは難しいですよね。

周囲の人に相談したり、心を開いたりするのが難しいのであれば、
プロに頼るというのも賢い選択です。

直接面と向かって相談するのに抵抗があるのなら、
メールなどでカウンセリングしてくれるようなカウンセラーに
相談してみるといいでしょう。